2010年06月29日

富士山一周ドリームウオーク第9ステージレポ

足静岡県富士宮市「下之坊」〜「田貫湖」足
6月のドリームウオークは5日(土)と8日(火)
第9ステージの静岡県富士宮市「下之坊」から「田貫湖」まで富士宮市内を北上する14qのウオークです。
スタートの下之坊とゴールの田貫湖の標高差は約400mありますが、大きな上り下りがありませんので比較的歩きやすいコースです。
また、今月はいくつもの文化財や天然記念物が点在していますので、富士の裾野の歴史文化や自然に触れながら歩いて行きます。

下之坊正門
スタートの下之坊は富士宮市指定文化財です

日興上人の身延山離山以後、最初の道場となった「下之坊」は、大石寺創建の後、大石寺(上の御坊)に対して「下の坊」と尊称され、現在の下之坊の名称の由縁となったそうです。

今月は両日共に曇りで、雨が降ったり止んだりと忙しいお天気でした。

下之坊出発
小雨の中を出発しました。

スタートしておよそ2.5km、「大石寺」を通過します。
日蓮正宗の総本山である「大石寺」は、正応二年(1289年)の春、身延山を離れた日興上人が、上野・大石ヶ原の地頭であった南条時光の強い信仰心に迎えられ、翌正応三年(1290年)十月に建立しました。寺号の大石寺は、地名の大石ヶ原に由来しています。

大石寺総門
総門をくぐり、境内を歩いて行きます。

参道を400m程歩き、「三門」前を通過します。
「三門」は、正徳二年(1712年)、徳川六代将軍・家宣が富士山の巨木70本を寄進、同御台所・天英院が黄金1,200粒を寄進し、建立したものです。県の有形文化財に指定されています。

大石寺三門
荘厳美麗な三門。東海随一の規模を誇ります

境内の脇を抜け、大石寺沿いを歩き「千居遺跡」(せんごいせき)の前を通ります。
この遺跡は、縄文時代中〜後期(今から4000年位前)のこの地方を代表する遺跡です。
20棟余りの竪穴住居に囲まれた広場を作って生活した集落跡と、配石遺構が重なり合って発見されました。
配石遺構の規模と祭祀(さいし)的な性格を備えた遺構で、国指定史跡になっています。
残念ながらここには柵があるので近くを通過するのみでした。

スタートから5.5km、「狩宿の下馬桜」に到着です。ここで午前の休憩をとりました。
下馬桜は建久4年(1193年)に源頼朝がこの地で巻狩りをした時、本陣が置かれた「井出館」の門前にあった桜の樹の下で馬をおり、愛馬をつなぎ止めていたと伝えられることから「駒止めの桜」とも呼ばれています。樹齢800年以上、日本最古級の「アカシメシロバナヤマザクラ」は、名前の通り赤い芽と白い花が伸びた枝に沢山の花を咲かせます。国の特別天然記念物に指定されています。

下馬桜と井出館
奥に見えるのが「井出家高麗門」

下馬桜の奥には井出家の立派な門が見えます。頼朝の宿所が置かれたと伝えられる所で、現在の狩宿の井出家はその一角に位置しています。井出家は鎌倉時代以降、この地に国人士豪として存在し地域の発展に尽くしてきた殿様です。「高麗門」というのは城郭の門によく見られるもので、井出家の歴史的存在を示していると言われています。富士宮市文化財に指定されています。

芝川つり橋
白糸の滝はすぐそこです

下馬桜を後にして1.5q。芝川に架かる吊り橋を渡れば、お昼休憩の「白糸の滝」に到着です。
雨天のためバス車内でのお昼を予定していましたが、雨が上がっていたため外でお弁当をいただきました。

白糸の滝駐車場の富士山
雲の切れ間から富士山の姿が見えました

「白糸の滝」は、富士山の雪解け水が、高さ20m、幅200mの火山層の境の絶壁から流れ落ちたもので、まるで絹糸をさらしているような美しさからその名が付いています。
滝壺近くに立つと、三方が水のアーチとなって幻想的な世界を見せてくれます。平成2年日本の滝百選に選定されました。

名勝・白糸の滝
国名勝・天然記念物の滝の流れです

白糸の滝の隣接した清流「芝川」の本流にかかる「音止の滝」は、25mの高さから大量の水が水柱となり、爆音をとどろかせて流れ落ちています。こちらも国名勝・天然記念物に指定されています。
名前の由来は諸説ありますが、その昔、曽我兄弟が岩陰に身を潜め、父の仇である工藤祐経を討つ相談をした際、滝の轟音で声が遮られたことを嘆くと、一瞬、滝の音が止まったという伝説からこの名が残されたといわれています。
その後、仇討の機会を待った曽我兄弟は、巻狩りの際、ついに仇討を成し遂げますが、兄は斬殺され、弟は捕えられ処刑されたのでした。

少し離れた所には、源頼朝の命により兄弟の霊を慰めるためにつくられた「曽我八幡宮」、東の小高い丘の上には曽我兄弟の墓があります。
また、音止めの滝東側の工藤祐経の陣が置かれたといわれる所には、祐経の墓があります。

曽我の隠れ岩前
「曽我の隠れ岩」は、滝から少し離れたところにありました

休憩を終え、緑豊かな田園地帯を行きます。午後も上り道でしたが、緩やかなため比較的歩きやすかったです。

青苗の田
青苗の田んぼの道を歩きます

白糸の滝を出発して5q、天子ヶ岳の麓「天子の森キャンプ場」に着きました。ここで午後の休憩をとりました。
「天子の森」は静岡県と富士宮市により生活環境保全林として整備されています。林内に流れる西沢川を中心にキャンプ場が広がっています。今の時期は、河川では源氏ボタル、歩道ではアジサイが楽しめ、夏には昆虫や水中の生き物の観察など、自然を楽しむ場所として市内外の人々に多く親しまれています。

キャンプ場を後にして少し勾配がきつくなってきましたがゴールはもうすぐ、ペースを保って歩いて行きます。

スタートから14km、ゴールの「田貫湖」に到着しました。

田貫湖畔アヤメ
湖畔にはアヤメが咲いていました

「田貫湖」では、富士宮市観光協会の会員さんである田貫湖キャンプ場運営委員会の皆さんが、「朝霧高原の牛乳」を用意して待っていて下さいました。

富士宮観光協会
朝霧牛乳で疲れも和らぎます

また、富士宮市内で採れたワサビを使った漬物「曽我漬」や、特産品の「ニジマスの甘露煮」、富士山の伏流水で作った「地酒」や「富士宮やきそばのカップ麺」など地元の味を割引販売して下さいました。

キャンプ場売店
試食や試飲も出来て、いいお買い物ができました

周囲わずか4qほどの「田貫湖」は、背後に天子ヶ岳・長者ヶ岳、正面には霊峰富士を望め、お天気が良く、風のない日には、正面に見える富士山が湖面に写る「逆さ富士」を見ることができる絶好のビューポイントです。また、4月20日、8月20日前後の条件がそろった日には、ダイヤモンド富士が湖に写りこむ「ダブルダイヤモンド富士」を見ることが出来ます。
湖畔周辺にはサイクリングロードやキャンプ施設も充実していて、今年2月には天然温泉が開湯しました。
参加者アンケートで毎年上位人気の田貫湖は、前年の参加者アンケートの「特に印象に残っている風景」でも2位に選ばれています。

名爆と文化財に触れた6月のドリームウオークに参加された方は2日間で746名。
皆さんお疲れ様でした。

来月からますます暑い中でのウオーキングになります。水分補給に注意してください。

田貫湖見送り
スタッフの見送りで帰路につきます

ドリームウオークでは、昨年より「エコキャップ運動」に協力をしています。
「エコキャップ運動」とは、キャップをリサイクルして、途上国の子供達にポリオワクチンを届ける運動で、800個で1人分のポリオワクチンが購入できるだけでなく、CO2発生の削減にもなっています。
参加者のみなさんには毎回、お昼休憩時にお弁当の空き容器、ペットボトル、キャップの分別回収にご協力頂いていますので、協力者の一人になって下さっています。
参加から今年3月までに回収したキャップの累計は31,720個。この個数はポリオワクチン約40人分に相当します。

エコキャップ運動
これからもご協力お願いいたします。



《お知らせです》
「第6回富士山一周ドリームウオーク」の開催が内定いたしました。
第5回と同様、山梨県富士河口湖町のスタートになります。
今回、途中参加された方や、参加出来なかったコースのある方、2周目以上を目指す方のご参加もお待ちしております。

富士山一周ドリームウオークの詳しい内容は下記へ
日本富士山協会公式サイト

posted by 事務局スタッフ at 14:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 富士山一周ドリームウオーク
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